• 松下公治

腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(TAPP法)の腹膜縫合:技術認定試験対策【医師向け】

最終更新: 7月13日

右鼠径ヘルニアに対して、TAPP法による腹腔鏡下右鼠径ヘルニア修復術を日帰り手術で行いました。腹膜縫合の動画をノーカット解説付きでアップしました。日本内視鏡外科学会の技術認定試験対策として、医師向けの内容です。医師以外の方でも、腹腔鏡下手術の様子をご覧ください。


手術動画ですので、苦手な方は閲覧にご注意ください。



◎ポイント

・右端に1針縫合後に、左端から連続縫合し、右端の糸を用いて糸を結ぶ

・外科結びはUnderwrap2回、Overwrap、Underwrap、OverWrapの順

・糸は、3-0ポリゾーブ CV-13 丸針 18cmを使用(5mmポートから引き抜きで挿入可能)

・5mmの直視鏡を使用 ・鉗子は、右手がカールストルツの持針器、左手がカールストルツのメリーランド

・縫合のリズムは、Stitch(右手鉗子で腹膜を縫う)→Catch(左手鉗子で針をつかむ)→Switch(右手鉗子に針を持ち替える)→Stretch(左手鉗子で糸を引っ張る)


◎気をつけていること

・縫い始める前に、どのように縫合するかイメージする

・針の湾曲に逆らわないように、手首を動かす

・腹膜は破れやすいので、運針で引き裂かないように愛護的に扱う

・針が動いても安全な領域、危険な領域を意識する(特に針を持っている時)

・右手鉗子だけで操作せず、左手鉗子との協調運動を意識する ・腹膜にテンションがかかる時は、気腹圧を下げる

・無駄な操作を減らし、丁寧にゆっくりと ・画面の真ん中で手技を行えるように、スコピストに声を掛ける


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