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経営
「なぜここを選んだのか」を、自分に問い続けてきたか
選ばれる理由は、外にあるのではない。何を引き受け、何を引き受けないかという判断の積み重ねの中にある。 患者さんには聞かない問い 「なぜ、このクリニックを選んだのですか」 患者さんにそう聞くことは、ほとんどない。だが開業してから、私はこの問い... -
経営
逃げ道が減った日から、見えてきたものがある
経営者として「続ける」を引き受けるとは、逃げ道が減ることだ。逃げ道が減ったとき、初めて、何を守りたいのかが見えてくる。 外科医として判断を引き受けることと、経営者として「続ける」を引き受けることは、性質がまったく違う。理事長になってから、... -
経営
外科医の判断と経営者の判断が、ぶつかる瞬間
外科医の判断と経営者の判断は、どちらも正しいまま、ぶつかる。その矛盾から目を背けないことが、両方を担う者の仕事だと私は考えている。 手術室を出ても、判断は切り替わらない 手術室を出た直後に、経営会議が始まることがある。 腹腔鏡を置き、数字の... -
経営
信頼と継続を、対立させていたのは私自身だった
信頼と継続は、対立しない。善意を構造に変えたとき、二つは同じ方向を向く。 両立するのか、という問い 「信頼されるクリニックと、続くクリニックは、両立するのか」 開業当初、私はこの問いを抱えていた。正確に言えば、両立しないものとして抱えていた... -
経営
数字から目を背けることで、私は何を守っていたのか
数字を見ないことは、医療を守ることではなかった。見えていないものを、見ていないだけだった。 数字は、別の世界の話だった 外科医として働いていた頃、私は数字にはっきりと距離を置いていた。 診療報酬。稼働率。利益率。 どれも、自分の仕事とは別の... -
経営
理想と現場が、なぜ噛み合わなくなっていったのか
理想が現場で空回りしたのは、理想が間違っていたからではない。理想を支える構造が、まだなかったからだ。 良い医療をすれば、経営はついてくると思っていた 開業した当初、私はひとつの確信を持っていた。 良い医療をすれば、すべてはうまくいく。 丁寧... -
経営
失敗を「設計のヒント」として扱うことで、現場は変わり始めた
失敗を人の問題として終わらせず、仕組みを見直す材料として扱う。それが、開業してから現場を少しずつ変えてきた。 変化は、いつも地味な顔をしていた 開業してから経験してきた変化の多くは、とても地味なものだった。 説明の順番を少し入れ替える。判断... -
日帰り手術
手術は、うまくなるほど、わからないことが増えた
手術を重ねて分かったのは、上達とは「わからなさ」が消えることではなく、それと向き合い続けることだった。 手術は、繰り返すほど上手くなる。 これは事実だ。手技は積み重なり、判断は速くなる。想定外の場面にも、動じなくなる。 だが、数千件の手術を... -
日帰り手術
日帰り手術の安全は、手術室の外で決まっていた
日帰り手術の安全を支えていたのは、手術の技術よりも、入院という枠が引き受けていたものを、一つずつ設計し直す作業だった。 その問いを向けてきたのは、同業の医師だった 「日帰りで本当に大丈夫なのか」 開業当初、この問いを最も多く向けてきたのは、... -
経営
省こうとして、初めてわかった非効率の意味
医療の非効率の多くは、誰かを守るために残っている。私が目指すのは、非効率をなくすことではない。説明できる非効率にすることだ。 なぜ医療は、こんなに遠回りなのか 医療の現場で働いていると、「なぜこんなに遠回りなのだろう」と感じる瞬間が何度も...
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